世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

◆フランス革命下の中央集権(ヴァンデの反乱と国家語)

★新課程の「歴史総合」、「世界史探究」、「日本史探究」のために。★ ◆フランス革命(1789~99)の後半、共和国政府は革命推進と対外戦争遂行のため、徹底した中央集権化政策をとりました。厳しい中央集権化政策の是非を論じるのは簡単ではありませんが、ヴ…

<昔は今・疫病>すでに第4波です、政府はすぐに強力な対策を!(2021.3.26)

▼桜の開花とともに人出が増え、新型コロナの感染も拡大しています。3月22日に1都3県の緊急事態宣言が解除されたばかりですが、今日、新規感染者は全国で2,000人を超えました。2月6日以来のことです。宮城県、山形県、愛媛県、沖縄県は、すでに緊急…

▼最高裁裁判官の女性割合に関する小さな記事

◆「女性差別撤廃条約実現アクション」など92団体が、最高裁判所裁判官の女性割合を、現在の2名から少なくとも5名(全体の1/3)にするよう、要望書を提出したという記事がありました。(朝日新聞、2021.3.16) ▼非常に重要な要望だと思いました。ただ、…

★『世界の中のフランス史』特集を読んで考えたこと

※最終更新 2021/3/22 10:30 ◆「ナショナル・ヒストリー再考」と題された、「思想」の『世界の中のフランス史』特集号(2021年3月号、岩波書店)を読んでみました。 ◆『世界の中のフランス史』については初めて知ったのですが、2017年に出版され、フランス国…

▼終わらないメルトダウン <東日本大震災から10年>

▼今日は、東日本大震災・福島第一原発事故(2011.3.11)から丸10年にあたります。 ▼人びとの心にも、街にも、野山にも、産業にも、癒えない傷が残っています。岩手県・宮城県・福島県を中心に、22,242人の命が奪われました。「震災関連死」とされる方々は福…

★初期ルネサンスの輝きと混沌【ペトラルカの多面性】

◆初期イタリア・ルネサンスの3人の文学者ダンテ、ボッカチオ、ペトラルカを並べた時、高校生や予備校生が一番覚えづらいのはペトラルカのようです。教える側に、ペトラルカについて説明する余裕がないからだと思います。 ◆また、本来は、ダンテとジョット(…