世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

★女性参政権から100年後黒人女性副大統領が誕生した、「青鞜」から110年後森喜朗発言があった

◆今回は、資料を2つ載せて、歴史を考えたいと思います。 【★1】1920年、アメリカ合衆国では、女性参政権が実現しました。その100年後の記念すべき年(2020年)に、インド・カリブ系女性のカマラ・ハリスが副大統領に選出されました。 <カマラ・ハリスの勝…

【ジェンダー・日本社会・スポーツ】▼困惑しながら10人は思った…[森喜朗発言➡橋本聖子]

◆Aさん(男性) 「マスコミが騒ぎ過ぎだよ。去年、うちの町内会の会長も言ってた。役員に女が増えて、役員会が長くなったって。ま、町内会レベルの意識がずっと政界のトップのほうまでつながってるってことかな。しょうがないよ、それが日本だもの。」 ◆Bさ…

★仏教のふしぎ・その3<中国での変容、そして日本へ>

※「仏教のふしぎ・その2<大乗仏教・密教>」のつづきです。 ※「浅学菲才」という語が思い浮かびますが、私なりにまとめてみました。歴史の面白さの一端を感じ取っていただければ、と思います。 <仏教の中国への本格的な伝来> ★仏教が中国に伝わったのは…

▼いくつかの「遅れた日本」の指標(森喜朗発言から考えること) 【追記:蜷川実花のこと】

▼仏教国ミャンマーでは、軍のクーデタに抗議するデモにたくさんの女性も参加していて、勇気づけられています。しかし、日本では、森オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の発言で混乱しています。 ▼森喜朗の場合、無自覚な女性蔑視が体に染みついてい…

▼「日蓮賛美」の危うさ(朝日新聞の「文化の扉」)

▼世界史のブログではありますが、今回は日本の仏教思想を取り上げます。「朝日新聞」の記事がたいへん危ういものだったからです。【最終更新 2021/02/11 】 ◇「朝日新聞」の文化面(文化の扉)に、「災いの時代に日蓮の教え」という記事が載っていました(20…