世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

▼柄谷行人の「交換様式D」と「霊的な力」

▼私は柄谷行人の著書の良き読者ではありません。『日本近代文学の起源』はすばらしい本でしたが、『哲学の起源』には幻滅しました。(『哲学の起源』のやや長い書評は「世界史の扉をあけると」に書きました。) ▼『世界史の構造』は読んでいませんが、「交換…

■「歴史総合」資料集の検討【帝国書院版】

◆帝国書院の「明解歴史総合図説シンフォニア」は、文字や図版が大きく、わかりやすい内容になっています。 ◆しかし、急いで編集したのか、いくつか残念な点がありました。 ①巻頭の「地域の基礎知識」は学習に役立つと思います。ただ、東アジアに中央ユーラシ…

★「歴史総合」教科書の検討16<補足>【第一学習社の教科書に誤りが…】

◆第一学習社の「新歴史総合」を、カルチャーセンターの講座のテキストにしようと考えてきました。グージュ以降のフェミニズムの歴史に触れていない教科書や慰安婦を取り上げていない教科書は、テキストの候補から外しました。東京書籍の「新選歴史総合」も考…