世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

★文化をめぐって <唯物史観的なもの、教科書、グローバル・ヒストリー>

☆非力を省みず、大きなテーマを掲げてしまいました。論点も広範囲にわたっています。注は簡潔なほうがいいのですが、長くなってしまいましたので、読みづらいと思います。ただ、舌足らずの内容でも、書いておいたほうがよいと考えました。大きく、次のような…

★「黒人女性副大統領候補」に、サフラジェットやローザ・パークスを思う

◆アメリカ民主党の副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員が決まったというニュースがありました。4年前の大統領選挙でヒラリー・クリントンが敗れた時、多くの人から「やはり女性の大統領は無理なのか」という嘆息がもれたようでした。ただ、女性の政界進出…

[コロナ禍のメモ]沖縄、だいじょうぶ?<観光・コロナ・米兵・歴史>(8/11)

◆沖縄の新型コロナウイルス感染者数が、急激に増加しています。 8/10現在の累積感染者数 1184人 ※ほぼ同じ人口の滋賀県は301人 このまま増加が続くと、今月下旬には2000人を超え、9月には3000人に達するでしょう。 ※現在、感染者数が2…

[コロナ禍のメモ]感染急拡大の中、マスメディアはどうなっていくのでしょうか(8/8)

◇新規感染者数(全国) <7月7日> ➡ <8月7日> 211人 1608人 ◇1カ月前と比べて、すごい増加です。政府が経済活動を最優先し、「感染拡大容認」に舵を切ったことは間違いありません。 ◇東京の新規感染者は、きのう、今日と400人台です。沖縄…

★リンダ・コリー「イギリスとイスラーム」の衝撃

◆『〈世界史〉をいかに語るか』(*1)の中で最も衝撃的だったのは、リンダ・コリーの論文「イギリスとイスラーム 1600-1800年」(長谷川貴彦訳)でした。リンダ・コリーの著書『虜囚』を読んだことがありませんでしたので、この論文に記された歴史的事実を…