世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

▼思慮の足りない「切り花のたとえ」【「折々のことば」2022/8/23 】

▼今日は、外山義という方のことばが紹介されていました。高齢者施設に関する著書の一節だったようです。 「サービスが提供されても……与えあう関係をふたたび手に入れることができなければ、その人は、花瓶に生けられた切り花である。」 ▼小さな庭で咲いてい…

☆鷲田清一「折々のことば」への戸惑い

★朝日新聞の朝刊を手に取ると、自然に鷲田清一の「折々のことば」に目が向いてしまいます。ハッとさせられることばにも、たくさん出会いました。 ★ただ、戸惑いもあります。その理由を、大きく3点述べてみます。 <短いことば・短い論評> さまざまの著作や…

★「歴史総合」教科書の検討14【第一学習社のすぐれている点・不十分な点】(最終更新8/9 19:35)

★今回取り上げるのは、第一学習社の「新歴史総合」[歴総711]です。(より詳しい記述の[歴総710]もありますが、未読です。) <すぐれている点をいくつかあげてみます> ◆巻頭で、中学校で学んだ歴史の流れを17世紀まで確認できるようになっている。 ◆時…

★「歴史総合」教科書の検討13【慰安婦③(東京書籍では)】

■慰安婦は、戦時下における、女性の人権の問題です。東京書籍の2冊の教科書(「詳解歴史総合」[歴総702]、「新選歴史総合」[歴総701])は、正面から取り上げています。 ■「詳解歴史総合」には、次のような記述があります。 ●132ページ(日中戦争) 「戦…

★「歴史総合」教科書の検討12【慰安婦②(実教出版「詳述」は触れず)】

▼今回は、実教出版の「詳述歴史総合」(歴総703)と「歴史総合」(歴総704)を取り上げます。2冊とも、やや先鋭な記述(賛否があると思います)の見られる教科書ですが、「詳述歴史総合」は慰安婦についてまったく触れていません。 ▼「詳述歴史総合」は、「…