世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

★「歴史総合」教科書の検討12【慰安婦②(実教出版「詳述」は触れず)】

 

▼今回は、実教出版の「詳述歴史総合」(歴総703)と「歴史総合」(歴総704)を取り上げます。2冊とも、やや先鋭な記述(賛否があると思います)の見られる教科書ですが、「詳述歴史総合」は慰安婦についてまったく触れていません。

 

▼「詳述歴史総合」は、「戦争と民衆」というテーマを設け、ハルビン731部隊を写真まで載せて取り上げています。また、昭和天皇の戦争責任についても触れています。しかし、不可解なことに、慰安婦については口を噤んでしまいました。これはどういうことなのでしょうか?

 

▼「歴史総合」では、なぜか、沖縄戦でのみ慰安婦について述べています。このような記述では、生徒たちが誤った理解をしてしまう可能性があるでしょう。