世界史の扉をあけると2

<世界史の扉をあけると>の続編です

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

★智恵子の苦しみ ー中村佑子の光太郎批判ー

◆たまたま手にした『図書』10月号(岩波書店)に、中村佑子の「冷たい乙女たちー高村智恵子に寄する」が載っていました。 ◆女優のモニカ・ヴィッティと十和田湖畔の自分の体験(まるでドラマの一場面のようでした)から書き始められた、痛烈な高村光太郎批判…

★後藤里菜『沈黙の中世史』と「感情史」

★後藤里菜『沈黙の中世史』は、ちくま新書から今年7月に出ました。「感情史から見るヨーロッパ」という副題がついています。著者は、まだ30代のヨーロッパ中世史家です。 ◇次のような章立てになっています。 第1章 祈りと沈黙 第2章 統治の声の狭間で 第…